学習療法は、読み書き・計算・コミュニケーションにより、脳の活性化を促し、認知症の予防・改善をはかるオリジナル・プログラムです。
このプログラムは、産官学共同の国家プロジェクトとして学習療法を提唱した東北大学の川島 隆太教授と公文教育研究会 学習療法センターとの共同研究の結果誕生しました。
学習療法は「学習」という名前がついていますが、子どもたちの「学力をつけるための勉強」とは全く考え方が異なります。
頭の健康を維持するためのいわば音読と簡単な計算による「頭の体操」です。
また非薬物療法なので、薬のように副作用の心配がなく、どなたでも学習できます。
学習療法は一人のスタッフ(学習療法実践士)が、二人の学習者と対面して約20分の時間で行うのが基本です。
学習療法を行うのは、「学習療法実践士」の資格を持った職員に限定されます。
理論と技術をマスターした「学習療法実践士」が正しい方法で行うことで、効果が高まります。
2015年度、経済産業省から「国家課題」として採択された「SIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)調査事業」として学習療法を実施した認知症高齢者の(自立度)などへの効果が実証されました。
学習者と非学習者の介護度調査による「介護時間」は、5か月間で、学習者(水色)と非学習者(赤色)で大きな差が出ました。
学習療法を導入している施設では、学習療法を高齢者の介護時間、つまり介護度の改善(自立度)にも活かせていることが証明されたと言えます。
学習療法は読み書き教材と計算教材を使って楽しく学習します。
また、脳機能向上のため、学習とあわせてすうじ盤も行います。
ご興味がございましたらスタッフまでお気軽にお問い合わせください。